U.ときめきの一撃
最初ゲームとはいえ、人間を殺していくのは、とっても嫌でした。
それまでやったのは全部魔物とかだったからあんまり抵抗無かったのに、これは倒すべき相手に人間もいるから、本当にたまらなかったです。心の中でごめんなさい!ごめんなさい!と謝りながら、背後からブッたぎっていったんです。
なのに・・・・・あっという間に慣れてしまって、気楽に殺せるようになりました。感覚の慣れは怖いと思う。
本当に怖いと思います。
少し前、パソコンのゲーム誌についていた某RTS(悪魔側と人間側でのプレイが出来て、ストーリーも好み)の体験版をわくわくしながら始めたんです。絶対買うつもりで。
でも、画面に飛び散る赤い血と音に・・・・・・・・拒絶反応。それでも何日かしてたんだけど・・・・やっぱり止めました。
敵をぶった斬りながら一瞬浮かんだ考えにぞっとして・・・・。
で、ピクミン買った。♪ひっこぬかれ〜て〜 あなただけに〜ついて〜いく〜・・・(途中でほってますが。)
V.哀しみのウィザード〜埋もれた財宝を狙え!
家の近くの小さなファミコンショップで中古の攻略本を入手したのはゲーム始めて3週間位後でした。
その頃はまだ、相変わらずバルマムッサ前で思案中。
攻略本を見て埋もれた財宝に欲が出て、やり直しすることにしました。
で、ウィザード作ってGO!
タインマウスの丘を前にして、中古の地図を手に入れたデニムやヴァイスはまだ見ぬ埋もれ た財宝を夢見てため息をついていました。
全部欲しい・・・・・・。
そして、FIGHI IT OUT!
ヴァイスはウィザードのじいさんに言います。
「いいか じーさん ここだからな ここ! ここにファイヤーストームだ!」
「わし?」
「おめー以外誰がいるんだよ?」
ウィザードが周りを見回すとデニムやカチュア、カノープスやクレリックのミネルヴァたちアタックチームのみんなが口々に激励の言葉を言ってくれました。
「頑張ってね」「期待しているわ」「気をつけて」・・・・・
今までこんなに注目されたことは無かった彼は感激の涙を流しながら任務成功を誓うのでした。
後でトレーニングで取ればいいなんて、アタックチームの誰も気がつきません
命からがら飛び交う弓矢をかいくぐり目的地に着いてファイヤーストーム!
「ヴァイスさん、草燃やしました!OKです!」
向こうで敵をぶった切ってるヴァイスに手を振りながら報告すると
「さっさと取れ。バカヤローっ!」と怒鳴られました。
彼はしばし考えて穴の中に入りました。
「取りました!キュアアシードです。やりましたよ!!」
その瞬間のどよ〜んとした空気はどう説明したらいいのでしょうか・・・。
確立8分の1でヒーリングの呪文が心の底からほしかったのです。
その後じーさんがどうなったかと言うと
「ありゃ? ありゃりゃ?」 高低差3 じじい移動不可
穴の中から
「すみませ〜〜〜ん、でられないんですけど〜」
と叫んでも誰かが助けに来てくれるわけでもなく、待機 待機 待機
じいさん、ひたすら穴の中を行進中。